プロキャンパーに聞く! 心がリラックスできるソロキャンプの楽しみ方

どうも、キャンプ大好きライターの「5歳」 です。

去年キャンプに目覚めて以来、道具一式を揃えてせっせとキャンプ場に通っているのだが、しみじみとキャンプは素晴らしい趣味だと思っている。

自然の中でテントを建てて、火をおこして、飯を炊く。

虫の鳴き声をBGMに星空を眺めながら、ゆっくりとビールを飲む。

……最高である。最近僕は、人生に多くを望まなくなった。「とにかくキャンプをしながら生きていきたい」願いはこの一点だけ。今回は、キャンプの達人と一緒にソロキャンプを楽しんできてほしいという依頼を受け、鼻歌を歌いながら茨城県までやってきた。

都心から車で約1時間、キャンプの達人が管理している森があるという。さすが、達人レベルになると森の管理までしているのだ。“森の守り人“……一体どんな人なのだろうか。胸が高まる。

さて今回、ソロキャンプのディープな楽しみ方を教えてくれる達人がこの方です!

キャンプブロガー/コーディネーターの佐久間亮介さん(右)。ちなみに左側が僕である。

キャンプブロガー/コーディネーターの佐久間亮介さん(右)。ちなみに左側が僕である。

佐久間さんは年間に150〜200日ほどをキャンプ場で過ごすという、完全なるプロキャンパー。新卒2年目で思うところがあり脱サラをしてキャンパーになり、日本一周をしながら全国250カ所のキャンプ場をまわったという強者だ。

僕も月に3〜4回キャンプをしていて、「わりと行ってるほうかな〜」と思っていたので、勝手にキャンパーを名乗っていたが、撤回したいと思う。佐久間さんのように、家で過ごす時間よりもテントで寝泊まりしている時間が長い人こそが真のキャンパーなのである。ごめんなさい、出直してきます。

ソロキャンプなら少ない荷物で身軽に楽しめる

さて、なんちゃってキャンパーと本物のキャンパーのキャンプが始まった。今回のキャンプのテーマは「ソロキャンプ入門」。キャンプというと家族や友人たちと大人数で楽しむイメージが強いかもしれないが、近年ソロキャンパーが急激に増加しているらしい。ちなみに2020年度の流行語大賞に「ソロキャンプ 」がノミネートされていたのも記憶に新しい。

ソロキャンプの魅力は、なんといってもその手軽さ。さっそく佐久間さんがいつも使っているソロキャンプの道具を見せてもらった。

佐久間さんがいつも使っているソロキャンプの道具

たったこれだけである。コンパクトに折りたためる一人用テントにチェア、焚き火台、調理道具、カトラリーなど。約20点ほどのアイテムが、少し大きめのザックにすべて収まってしまう。ブランドにこだわらなければ、10万円以下で全部揃えられるとのこと。僕がこれまでやってきたキャンプは、車の荷台にパンパンに荷物を詰め込んで出かけるものだったけれど、ソロキャンプならこの身軽さ。実に魅力的である。

一人用のテントが秘密基地感を演出してくれる

まずは基地づくりから始める。一人用のテントを佐久間さんが手早く組み立てていく。まったく手伝うことがないので、横で見守るだけの僕。

テントの組み立て1
テントの組み立て2
テントの組み立て3

タイムを計っていたのだが、なんと4分30秒で出来上がった。「慣れてしまえば、誰でも5分以内でできますよ」と佐久間さんは言うが、最近の一人テントはこんなに簡単に設営できるのか……。しかも重さはたった1.29kg。軽!!軽量のモデルだと、700gほどのものもあるらしい。鶏むね肉2枚と大体同じ重さだ。

「すごく頑丈にできているので、強風の中でもちゃんと耐えられるんですよ」(佐久間さん)

いや、テントはもちろんすごいけど、強風の日でもキャンプをする佐久間さんの方がすごいよ……。

テントで寝そべる

ちなみにテントの中はめっちゃ快適。大人一人が寝そべると丁度よいサイズだが、意外と広く感じられる。そして、外から鳥のさえずりが聞こえる。最高の秘密基地だ。

焚き火の番をすることで、心が満たされていく

テントができたら次は焚き火の準備だ。佐久間さんが取り出したのは、チタン製の小さな焚き火台。焚き火台とは、直火(地面で焚き火をすること)ができない場所で安全に焚き火を楽しむための道具だ。ちなみに最近では、ほとんどのキャンプ場で直火は禁止されているそう。 この焚き火台を使用することで、芝生や自然を傷めたり汚したりすることなく、焚き火を楽しむことができるから素晴らしい。僕も焚き火台は持っているが、これに比べるとかなりゴッツいやつだ。

焚き火台

ちなみに準備は、2枚の板を組み合わせて脚を設置するだけ。1分でできた。この上に、散らばっている乾いた木の枝や葉っぱなどを乗せていき、最後に薪を数本乗せる。ちなみに薪はキャンプ場で売っていることが多いため、事前に準備してくる必要もない。しかしこんな簡易的な焚き火台で、本当に焚き火ができるのか?そう思ったのだが……。

焚き火

全然問題なくできた。むしろ僕はなぜ、今までゴッツい焚き火台にこだわっていたのだろうか。『キャンプとはこういうものだろ?』とこれまで僕が思い込んでいたキャンプのイメージは、もしかすると間違いだったのかもしれない。

「焚き火の醍醐味は、火の世話をすることなんですよね。火吹き棒で空気を送り込みながら炎の大きさを調整していると、それだけで心が満たされていきます」(佐久間さん)

とあるキャンパーさんは、火の世話を極めすぎて火吹き棒を8本も持っているという。非常に深い焚き火の世界なのである。

自然の中で読書をすると、より深く物語を味わえる

佐久間さんにとってソロキャンプの醍醐味のひとつが、焚き火にあたりながら本を読むことだという。

焚き火の前手の読書

この日の佐久間さんは、井上雄彦先生の傑作『リアル』の最新巻を持ってきていた。僕も大好きな漫画だ。挫折を味わった男たちが、再び立ち上がる物語。

「家で読むのとキャンプをしながら読むのとで、感じ取れるものが全然違ってくるんです。ソロキャンプにオススメなのは、“余白が感じられる本”ですかね。写真集なんかもオススメです」(佐久間さん)

わかる気がする。僕も「リアル」は大好きな作品だし、そもそも本と漫画を合わせて月に100冊以上は読んでいるほどの読書好きだが、自然の中での読書はまさにソロキャンプならではの楽しみ方と言えるだろう。

SNSを眺めているよりずっと楽しい時間が味わえる

大人数でワイワイ楽しむキャンプとは違って、焚き火がパチパチと燃える音を聞きながら、自分だけの時間を誰にも邪魔されずにゆっくりと楽しむことができる。普段の生活では、気がつくと1日8時間ツイッターをやってしまう僕も、キャンプに来るとスマホは開かなくなる。なぜなら、SNSよりも静かに炎を見つめたり、本を読んだりしている時間のほうが格段に楽しいからだ。

やはりつくづく思う。仕事に忙殺されている人たちこそ、定期的に自然の中でキャンプをし、焚き火の前で自分と向き合う時間を持つべきだ。疲れ果てているビジネスパーソンたちを、無理やりにでもキャンプへ連れ出したい。もっとみんなにキャンプのよさを知ってもらいたい。今回の取材を通して、改めてそんなことを感じたのであった。

プロフィール

  • 佐久間亮介
    キャンプコーディネーター/ライター
    キャンプ場巡りをしながら日本一周したキャンパー。今までに泊まったキャンプ場の数は300カ所以上。キャンパーのための情報ブログを共同運営、月間最高80万PV。tent-Mark DESIGNSとのコラボレーションで、小型ロッジテントの「ガレージテント」を考案。2020年12月10日に発売。
    Twitter:https://twitter.com/sakumanx ブログ:https://camp-in-japan.com/

  • 5歳
    株式会社アマヤドリ代表取締役。コミュニティ運営・オウンドメディア運営を請け負いつつ、みずからもコラムニスト・ライターとして活動中。家族、女性のPMSや生理、料理レシピなど、これまでに150本のコラムを執筆。著作に「ぼくの嫁の乱暴な愛情」(KADOKAWA)がある。Twitterフォロワー数は11.8万人(2020.12現在)。
    Twitter:https://twitter.com/meer_kato

取材・文:5歳 構成・編集:波多野友子(ノオト)  撮影:宗形裕子

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