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モデル・中林美和さんの「面倒にならない魚の調理法」

外食に頼る食生活を見直すために自炊をしたいけれど、仕事やプライベートで慌ただしい日々を過ごす人にとっては難しいこと。特に魚料理は、「調理方法がわからない」「後片付けが大変そう」「骨があって食べるのが面倒」といったネガティブなイメージがあり、ついスーパーの鮮魚コーナーを素通りしてしまう人もいるのではないでしょうか。
そこで、自宅でよく魚料理を作るというモデルの中林美和さんに、「面倒にならない魚の調理法」を伺いました。
肉を食べない夫と結婚して、肉派から魚派へ
——ご結婚された時、ご主人はすでに“肉を食べない”生活をされていたんですよね。そんな食生活の話を聞いて、率直にどう思われましたか?
中林さん:あまり馴染みがなかったので、「そんな人いるんだ」って驚きました。私はどちらかといえばお肉派だったんですけど、彼と一緒に食事をするようになってから自然とお魚を食べる機会が増えて、今ではお魚も大好きになりました。
——なるほど。自宅では魚料理を作ることが多いそうですが、お料理は以前から得意だったんですか?
中林さん:いえ、全然! 結婚前は実家に住んでいて、母が食事を作ってくれていましたし。結婚するときに「料理が上手になりたい」と思って、コツコツと料理教室に通って覚えました。
——料理教室で勉強しながら、魚料理のレパートリーを増やしていったんですね。
中林さん:そうですね。料理教室で習ったお肉料理をお魚料理にアレンジしてみたり、レストランで食べた料理を自宅で再現してみたりしながら覚えました。お魚の扱いを覚えたことで料理の幅が広がって、食生活が豊かになった気がします。自然と食事がヘルシーになって、健康意識も高まったかなって。
魚中心の食生活で、パフォーマンスはどう変わった?
——中林さんやご家族のみなさんは、魚中心の食生活になって何か変化を感じられましたか?
中林さん:お肉に比べると、胃もたれをすることが少なくなった気がします。お肉を食べたときは消化に時間がかかるのか、どうしても食べ過ぎたような感覚がずっと続いてしまうのですが、魚はそれがありません。食後の身体の重たさを感じなくなって、軽快に動けるようになったような……。あと、娘の試験前はマグロなどDHAを多く含むお魚料理を食卓に出しています。おまじない的な感覚ですが、集中力が高まってパフォーマンスを発揮できる気がするので。
——ご家族のイベントに合わせて食事メニューを工夫されているんですね。脳や身体の健康を考えて、意識的に魚料理に使っている食材があれば教えてください。
中林さん:豆乳かなぁ。たんぱく質やイソフラボンなどの栄養素が豊富なので。お魚のミルク煮とか豆乳鍋にすると美味しいですよ。
簡単で時短! 「魚料理」を作るコツ
忙しいビジネスパーソンや料理が苦手な人でも魚料理が簡単・時短で作れるようになるコツを、中林さんが普段実践していることから学びましょう。
魚を選ぶコツ
スーパーで「旬の魚」「切り身」「サクのままのお刺身」「缶詰」をよく買います。特に、使いやすいサバやサーモンの切り身、マグロのお刺身を選ぶことが多いですね。魚をさばく作業は料理のハードルを上げてしまうので、一尾丸ごと買うときはスーパーの鮮魚コーナーでさばいてもらいます。「3枚おろしにしてください」とお願いすると、無料でやってくれます。手間が省けてゴミも処分していただけるので、いつもありがたく利用させていただいています。
魚を調理するコツ
魚料理は、焼く・煮る・蒸すがメインですね。この3つの調理法だけで、相当な品数が作れますよ!
(1)焼く
焼き魚を作るとき、魚焼きグリルは使いません。市販されている「魚焼きホイル」を使ってフライパンで焼くと、すごく簡単です。ホイルの片面にシリコン加工が施されているので、プライパンに魚がくっついたり焦げついたりしなくて、後片付けも楽になりますから。このホイルはオーブンやトースターでも使えます。
(2)煮る
オススメの時短アイテムは「圧力鍋」です。魚の切り身と調味料を入れて5分強火にかけたら、あとは火を消してしばらく放置しておくだけで、味が染み込んだ美味しい煮魚のできあがり! 圧力鍋は小ぶりで5,000円以内のものもあって、気軽に購入できます。火を使う調理が面倒という方には、電子レンジ専用の圧力鍋がオススメです。軽くてお手入れもラクチンなので。
(3)蒸す
蒸し料理は適切な温度管理と蒸し時間が美味しくつくるポイントになるので、レンジで使える蒸し器が重宝します。野菜とお魚の切り身を入れて加熱するだけで、ヘルシーな蒸し魚ができますよ。ポン酢をかけて食べてもいいし、シンプルに塩コショウだけでもいい。ミルが付いていて自分で砕くタイプの胡椒だと、より美味しくなります。
保存のコツ
魚の調理では、一度で材料を使いきれないこともありますよね。切り身を冷蔵保存するときは、キッチンペーパーで包んで密封容器に入れて保管しておくと、生臭さが軽減されて鮮度を保てます。冷凍保存するときは、買ってきたパックのまま冷凍庫に入れてもいいし、密封容器に移し替えてもOKです。
時短アイテムを活用すれば、魚料理は難しくない!
外食に頼らず魚料理を自炊することで、食生活の改善やパフォーマンス向上などさまざまなメリットが期待できます。なんとなく調理や後片付けに面倒なイメージがある魚料理ですが、中林さんが教えてくれた「魚焼きホイル」「圧力鍋」「レンジで使える調理器具」といった時短アイテムをうまく活用すれば、魚料理のハードルをグッと下げられそうです。フライパンやトースターで焼くだけ、レンジで加熱するだけでも魚を美味しく調理することができるので、ぜひ食生活に魚料理を取り入れてみてはいかがでしょうか?
数ある魚料理のレパートリーの中から、忙しいときにも作れる「魚の缶詰を使ったラクうまレシピ」を中林さんが教えてくれました。詳しくは下の記事をご覧ください。
ヘルシーで簡単な魚料理をつくろう! モデル中林美和さん直伝「魚の缶詰を使ったラクうまレシピ」
取材・文:小林香織 企画・編集:水上歩美(ノオト) 写真:宗形裕子 ヘアメイク:甲斐美穂(ROI)衣装:エプロン(mix and mingle)
写真を撮るだけ!かんたん食事管理

毎日3回の食事管理も維持しやすくなります。
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